画像の説明【講義と実習で学ぶ】
子どもたちを主人公にした療育

笑顔を引き出す従重力療法

今までの障害児への運動療法は、立てなければ立たせる、歩けなければ歩かせるといったひたすら本人の能力を無視した過酷なものであった。
この過酷な運動療法は抗重力活動を中心とした関りであり、抗重力活動が十分に成熟していない子供たちは代償反応を利用して活動せざるをえず、その結果二次変形が形成されてしまった。この二次障害は、子どもたちにさらなる機能低下をもたらすこととなった。

これを防ぐため、私は再度運動発達の原則に立ち返り、支援方法を再検討した。
子どもたちの運動には抗重力活動と従重力活動の両者の協調的な動作が行われることにより、はじめて円滑な運動が可能となる。子どもたちへの運動支援は抗重力活動ばかりの支援でなく、動作のベースになる従重力活動の支援が重要となる。抗重力活動の前に、この活動を優先し、促通する従重力療法を考案した。

そして運動の主体は当事者であり、運動を「する」「しない」は当事者にゆだね、自発的に運動をしてくれるようにアシストすることが支援者の役割である。考案した従重力療法は当事者の自主性を尊重し、かつ支援者から家族まで誰でも簡単に取り組むことのできる方法である。

この従重力療法を主体にした運動は、現在31か所の療育施設で実施しているが、発達を本人に任せ、こちらが適切にアシストをすれば、着実に子どもたちはステップアップしていくことが確認できている。
あなたも実習を通して笑顔を引き出す従重力療法を体感してみませんか?


講師

落合裕昭先生画像落合裕昭先生
(子ども発達支援事業所アシスト・代表 作業療法士)


プログラム

  • 生まれた時に、変形はあったの?
     人は未熟で不安定な状態で出生し、発達・変化する
     骨は加わる力に抵抗し変化する→変形の形成
  • 当事者主体療育と従重力療法
     ①抗重力発達アプローチの見直し
     ②二次障害を形成しない従重力療法の実際
     ③従重力療法~誰でもできる運動 評価は笑顔になれる
  • 当事者主体(自発性の喚起)と療育者主体(やらされリハ)
  • 当事者主体療育の実践例(Before&After)
     姿勢が変われば見える世界が変わる 意欲が出る

【実習】運動発達に即した従重力療法のトレーニング

参加の注意事項
午後から実習を行いますので、大きめのバスタオルを2枚ご持参のうえ、動きやすい服装でお越しください。

ケース紹介 (ビフォー・アフター)

過緊張 K・K(H17.2.3生 : CP)

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Before
頸の過伸展、右体幹の短縮反応が強く
下肢交叉、上肢が内転位
(H28.9.1)

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After
全身緊張が抑制され上肢の過伸展
下肢交叉も軽減し非対称位が修正
(H29.6.3)


痙性 K・M(H21.9.15生 : CP)

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あぐら座位困難
(H27.5.21)

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しがみつき保持
(H28.1.14)

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After
あぐら座位安定
(H30.1.24)


低緊張 K・H(S62.5.31生 : CP)

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低緊張でクッションに
体・顎を預け座位保持
(H19.3.6)

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徐々に伸屈緊張強化
両肘で支持し頭上げ
(H26.3.27)

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After
全身の伸屈緊張強化
自力で瞬間座位保持
(H29.5.25)



開催日程・定員・受講料

地区開催日会場・地図申込
名古屋2019年06月30日(日)名古屋国際会議場
名古屋市熱田区熱田西町1番1号
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※上記セミナーは10:00開始,16:00終了の予定です

※当会と開催施設は一切関係ありませんのでお問い合わせは関西看護ケア研究会まで

ライン
定員:80名(先着順)

受講料:12,960円